11月の誕生石シトリンとは黄水晶のこと。アメジストに含まれている鉄分が、熱が加わって変色し、黄色くなったものがシトリンです。その言葉通り、シトリンの名前はフランス語でレモンを意味する“citron”から来ています。クリアなイエローの石はオリエンタル女性の肌色にも良くマッチし、美しく映えます。
元々シトリンは上質な物が僅かしか採れない貴重な石だったのですが、1883年にアメシストを加熱すると黄色になることがわかり、アメジストを加熱処理し、ゴールデン・トパーズという名前で大量に売り出されたことから混乱が生まれました。現在、販売されているシトリンは、「天然シトリン」とされていても、アメジストを加熱処理、もしくはロッククリスタルを放射線処理している物がほとんど。アンティークのシトリンでは何の処理もされていないナチュラルな物を数多く見ることが出来ます。
またシトリンは色味の似たトパーズと混同され、過去にはシトリン・トパーズと呼ばれたこともありましたが、シトリンとトパーズはまったく別な石です。
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