ジャポニズムを感じさせる象眼細工のシャトル
タティングレースは、18、19世紀に貴族の女性達の間で愛好されたレース
で、この舟形のシャトルひとつを使って作られました。当時は、大変女性的でエレガントな手芸と考えられて奨励され、貴族の女性達の間では装飾的なシャトル
を手に持った姿を肖像画に描かせることが流行しました。
こうした状態の良い象眼のシャトルは珍しいツールのひとつ、褐色のホーン(水牛の角)に虹色の光沢が美しいマザーオブパールとシルバーの小さなパーツを嵌
め込んだ象眼細工が映え、どこかジャポニズムを感じさせる典雅なお道具です。ホーン特有の滑らかな質感で、その時代の貴婦人が手にしたであろう美しい手芸
道具のひとつです。コレクションにもおすすめ、両端が閉じていることから実用にも向いています。大変良好な状態です。
こちらはタティングシャトルの専門書Tatting
Shuttlesに同様なシャトルが掲載されています。
※この時代のソーインググッズについてはこちらをご参照ください。
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