ドレスの袖口を飾る公爵夫人のレース
「公爵夫人」と名付けられたベルギーのボビンレース、デュシェスレースのボーダーです。デュシェスレースはポワン・ド・ガーズと並びベルギーを代表する19世紀のレースで、レースの発展に尽くしたベルギー王妃ブラバン公爵夫人アンリエットにちなんで名付けられました。
デュシェスレースはボビンで形作られたモチーフをバーと呼ばれる小枝模様でつなぎ、グランド(編み目)がない点が特徴。元々ベルギーが発祥のレースです
が、ヴィクトリア女王の婚礼衣装で有名なイギリスを代表するボビンレース、ホニトンレースのお手本になったことでも知られています
デュシェスレースらしいお花模様とリボン状の細工が組み合わされたボーダーです。特にバーの部分に施されたピコットは極小で、19世紀当時の繊細な仕事振りが伝わるレースです。
約40cmの長さ(2点で約80cm)がありますので、縫ってある部分を解いてボーダー状にしてお使いいただくことも出来ます。一緒に出てきた同じ模様のL-89-6のデュシェスレースのボーダーと同じドレスに付けられていたものと思われます。
デュシェスレースをお探しの方におすすめ、様々なレースをコレクションされている方にもおすすめの一点です。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。大変良好な状態です。
商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らせて頂きます。