細い糸で編まれたアイリッシュクロシェ、ボンボンが愛らしいチャイルドドレス
アイリッシュクロシェならでは、三重の花びらになった薔薇のお花とクローバーの模様がラヴリー。細い糸で編まれたかぎ針編み、非常に繊細なアイリッシュクロシェで飾られたフランスのチャイルドドレスです。アンダードレスも付属する贅沢なドレスです。
このチャイルドドレスの特徴は繊細なアイリッシュクロシェだけではなく、現代では目にすることのない薄いローン地、すべて手縫いによる上質な仕立てと凝っ
たデザイン。胸元のヨークの部分、前身ごろにはボーダー状のアイリッシュクロシェ、その中央には愛らしいクロシェ編みのボンボン12個が付けられていま
す。袖部分にはアイリッシュクロシェのはめ込み、袖口もアイリッシュクロシェで飾られています。ウエスト部分とスカートにもアイリッシュクロシェのはめ込
み、ウエスト部分は上下ともローン地にギャザーではなくプリーツが寄せられています。スカート部分にもアイリッシュクロシェのはめ込み、裾にも同じくアイ
リッシュクロシェが飾られています。スカートの上部にはレースモチーフのはめ込みと、その周囲に手刺繍によるリボンやお花模様のホワイトワーク、裾部分に
は手縫いの繊細なピンタックが施されています。後ろ側はボタンがある他は、ほぼ前側と同じデザイン。表側と比べて遜色のない作りになっています。
裏側をご覧いただくと、アイリッシュクロシェはめ込み部分の僅かな縫いしろの美しい処理に驚かされます。薄いローン地にもかかわらずコンディションの良さ
も際立っています。アンダードレスはシンプルですが、首回りと袖口に細いレースがあしらわれ、胸元にごく繊細なピンタック、小さなフレンチナッツが施され
た可愛らしいデザインです。
当時、こうしたドレスは、いわゆる良家の子女のために作られたものです。お人形にもおすすめ、大変良好な状態です。
アイリッシュクロシェは、一般的にアイルランドで編まれたものと思われがちですが、発祥はフランスの修道女リエゴによるもので、1846年のジャガイモ飢饉以降、飢饉から逃れるためアイルランドで盛んに作られました。フランスでもよく見かけるレースのひとつです
アイリッシュクロシェについてはこちらをご参照下さい。
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