シードパールで表現された老舗ジュエラーのすずらんのブローチ
春の訪れを告げるすずらんは小さなお花が可愛らしく、ヨーロッパで愛されているお花のひとつ。すずらんの葉っぱいちめんにびっしりとハーフカットした天然真珠のシードパールを爪留め。すずらんのお花は、真円に近い天然真珠で表現したラヴリーなブローチです。お花の茎の部分の繊細なナイフエッジの細工(表側から見ると大変細く見えますが、裏側は太くして強度を保つ作りになっています。)、可憐なすずらんを表現しつつも、存在感のあるヴィクトリアンジュエリーです。
地金はハイキャラットの15Kイエローゴールド(鑑別機関で鑑別済み)で、地金をたっぷり使っている印象です。ヴィクトリアンのブローチ特有のシンプルなブローチピンですが、落ち止めのシリコン製ストッパーをお付けしますので、こちらをお使いいただけましたら落としてしまうことはありません。
ややバロック型のお花の天然真珠が魅力的で、葉っぱ部分のシードパールも綺麗なグラデーションになっています。真珠の養殖技術がまだ実用化されていなかったこの時代、こうしたシードパールはすべて天然真珠でした。現代に比べて真珠自体の価値が非常に高かった頃のヴィクトリアンジュエリーです。大変良好な状態です。
下から二番目の画像は、当時のジュエリーメーカーのカタログをまとめた書籍“Victorian
Jewellery”の1ページで、“Goldsmiths
& Silversmiths
Company”のカタログにまったく同じブローチが掲載されていることから、このジュエラーの製品であったことが分ります。(お買い上げの方にはこのページのコピーを差し上げます。)“Goldsmiths
& Silversmiths Company”は1880
年設立、ロンドンの目抜き通りのリージェント・ストリートに店舗を構えていた老舗ジュエラーで、その後1952年にガラードに買収されました。以上のような点からも、こちらが当時、有名ジュエラーで作られた上質なブローチであることが分かります。ちなみにこちらのクレセントとハートのブローチも“Goldsmiths
& Silversmiths Company”の製品です。
商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。裏側の画像など、ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らさせて頂きます。
アフターケアについて