S-112-8
アイボリーワックスホルダー
 
 












年代:フランス19世紀中期
材質:アイボリー・ワックス

SIZE:直径2.5cm×D3.15cm
58,800
(¥
53,000)
繊細な薔薇のアイボリー彫刻、ディエップ製のワックスホルダー

フランスのノルマンディー地方の港町、ドーバー海峡を望むディエップは中世より貿易港として栄え、16〜19世紀には西アフリカのコート・ジボワール(象牙海岸)から沢山の象牙が運ばれました。ディエップは最盛期には400〜500人の象牙彫刻の職人がいたとされ、そうした象牙彫刻の工芸品はそこから再びヨーロッパ中に輸出されました。

こちらはディエップ製、両面に繊細な手彫り彫刻が施されたアイボリー製ワックスホルダーです。両面とも「豊穣」を表す薔薇と小花の彫刻。このような小さなソーイングツールにここまでの細工が施されていることに、当時の作り手の職人、使う側の貴婦人の美意識を感じます。

19世紀当時、現代のようにロウ引きの糸は販売されていなかったため、当時の女性はこのようなワックスホルダーにセットしたワックスを使って、自ら糸にロウを引いて使っていました。その時代ならではのお裁縫道具のひとつです。

両面のアイボリーのディスクは、アイボリーの緻密なネジ式の支柱でながっていて、自由にワックスを入れ替えすることが出来ます。


※この時代のソーインググッズについては
こちらをご参照ください。

エンジェルコレクションは環境省・経済産業省が許可する象牙・タイマイ等を取り扱う「特定国際事業者」です。

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