リボン模様がラヴリー、黒絹シャンティイレース

シャンティイレースは17世紀半ばパリの北イル・ド・フランスのシャンティ イで生まれた黒絹のボビン・レースです。18世紀後期にはルイ15世の愛人だったデュバリー夫人やマリー・アントワネットに愛されましたがフランス革命と 共に衰退。ナポレオンの庇護の元19世紀初頭に復活しました。1840年代以降はノルマンディーに生産は移り、カーンやバイユー、そしてベルギーでも同様 なレースが作られました。19世紀半ばには、ナポレオン三世の后、スペイン生まれのユージェニーに愛され、当時は華やかな色彩のドレスにシャンティイレー スを飾ることが大流行しました。

こちらはマシーンメイドによるシャンティイレースのボーダーです。エレガントなリボンと草花模様、裾のスカラップはレースのフリルを模したデザイン、ラヴ リーな可愛らしい雰囲気のシャンティイレースです。アンティークレースでは数少ないシルク製、様々な手芸の素材としてお使いいただけるレースです。

上側の端部分にごく僅かな傷みがある箇所もありますが、その他は大変良好な状態です。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。

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