L-117-9
ブリュッセルレース キャップクラウン











年代:ベルギー18世紀中期
材質:リネン
SIZE:W 22cm×H 21cm

¥59,400
(¥54,000)
インド更紗由来のモチーフと雪柄が特徴、
ブリュッセルレースのキャップクラウン

東インド会社を通じてヨーロッパに流入し、ヨーロッパで流行したインド更紗由来と思われるエキゾチックな植物模様が特徴のブリュッセルレースのキャップクラウンです。キャップクラウンとは、ラペットやフリルと一緒に装着される半円形の頭飾りのことを指します。

中央にお花模様を組合せた透かしの細工が印象的。その周囲にチューリップのお花や、何かは分からないどこかエキゾチックな花々、中央の透かしの細工の直ぐ右上には蝶々の模様も見られます。

下の方の模様には様々な雪柄が細工されていて、グランドはドロシェル。トワルは非常に薄く、それぞれのお花模様は透け感があります。こちらは中央につなげたあとがあり、広巾のため半分ずつボビンで織られた後に、つなげられて形作られたものと思われます。

ヨーロッパでは、こうしたレースは財産のひとつとみなされ、代々一族の女性達が受け継いでいくことが常でした。300年近い経年変化のため、グランドに傷みや補修のあとがあり、完璧な状態ではありませんが、その時代らしさを感じていただけるレースです。

この時代の上質なレースが巡り会うことは、21世紀の現代では非常に稀です。19世紀よりも前のレースがお好きな方にはおすすめ、古いレース特有の味わい深いレースです。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。

商品についてのご質問等は、お気軽に
メール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らせて頂きます。 

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