L-117-3
アプリコットのホワイトワーク ハンカチ
 

















年代:フランス製19世紀後期
材質:リネン
SIZE:W 47cm×H 48cm

187,000
(¥170,000)
愛らしいアプリコット模様、伯爵夫人のホワイトワークの婚礼用ハンカチ

薄いローン地の周囲に、アプリコットの模様。沢山の実を付け、生命力が強いアプリコットは、ヨーロッパでは「繁栄」や「幸福」の象徴。そうしたことから、婚礼用のハンカチのモチーフに選ばれたものと思われます。アプリコットのハンカチ、このハンカチをどのような花嫁が手にしたのか想像が膨らみます。

縁はギザギザにカットされていて、それぞれ透かしの丸いニードルの細工が。5種類ものモチーフで、ひとつひとつを見比べるのも興味深いです。ハンカチの周りは、ホワイトワークのハンカチでは定番のボビンレース、ヴァランシエンヌレースで飾られていて、細やかな小花模様が非常に愛らしいです。

生地の部分の一角には、「伯爵」を示す大振りな王冠の紋章と“TAS”のイニシャルにお花を組合せた花文字のモノグラム刺繍が施されています。王冠とアルファベットの内側に施されたステッチは極小で、非常に高い密度で刺繍されています。

当時、こうしたハンカチはいわゆる手に持つアクセサリー。貴族や大ブルジョワなど限られた女性のためのもの、婚礼のために誂えられたと思われる贅沢で美しいハンカチです。

このようなホワイトワークのハンカチは、当時、フランスの一大レース産地だったアランソンで作られたと伝えられています。この時代にしかあり得ない、手仕事の粋が凝縮された美しいハンカチです。ローン生地の中央にほんの僅かな生地の傷みはありますが、大変良好な状態です。

絵のように飾っていただけるため、額装がおすすめです。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にお問い合せ下さい。

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