L-114-5
メヘレン ボーダー
 
 










年代:ベルギー18世紀前期
材質:リネン
SIZE:幅 7cm 長さ 35cm

58,300
(¥53,000)
不思議な植物模様が魅力的、18世紀前期のメヘレンのボーダー

何の種類か定かではないのですが、興味深い不思議な植物模様。同時代のレース全般に見られる、当時ヨーロッパで人気だったインド更紗を思わせるエキゾチックなデザインのボーダーです。

フランドルのレースらしい薄いトワル(生地)の縁にメヘレンの大きな特徴でもあるはっきりとした、それでいて繊細なギンプ(モチーフの縁取りの太い糸)が見られる1720年〜30年頃と思われるメヘレンのボーダーです。トワルの薄さも、グランドの繊細さも特徴。また、裾部分には、有名なメヘレンのモチーフ、四つ葉のクローバー柄の透かしの細工も見られます。

透けるほど薄いトワルからもこの時代ならではの非常に細い糸で織られている事が分かります。当時、こうした繊細なレースを織ることが出来る優秀なレース職人がいたことはもちろんですが、レースに使うための極細の糸を撚ることが出来る職人も存在したということでしょう。(当時、レース糸に使われていた麻の品種は、その後絶滅してしまったため、現在では存在しません。また、フランドルレースの糸の原料である麻を栽培するには非常に多くの工程があり、その作業自体も大変デリケートで手間のかかることだったと伝えられています。)

300年近く前のレースとは思えないほどの大変良好な状態です。19世紀よりも前のレースがお好きな方におすすめ、古いレース特有の味わい深いレースです。18世紀のレースは最近非常に貴重になってきています。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。

商品についてのご質問等は、お気軽に
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