胸元に愛らしいポワン・ド・ガーズのお花の細工、
ブリュッセルミックスの胸飾り

「公爵夫人」と名付けられたベルギーのボビンレースのデュシェスレースと、 同じくベルギーのニードルポイントレースのポワン・ド・ガーズをミックスして作られた混合技法のブリュッセル・ミックスの襟です。デュシェスレース、ポワン・ド・ガーズともそれぞれベルギーを代表するレースですが、このふたつの種類のレースが組み合わされたレースをブリュッセル・ミックスと呼びました。

デュシェスらしいボビンレースによるはっきりした花々の模様、デュシェスレースのロココ模様のフレームの中に、花模様（パンジーでしょうか？）の愛らしいポワン・ド・ガーズのパーツ、ロココのフレームとその下の大小の馬蹄形のフレームには小さな丸いパーツが立体的に付けられています。デュシェスレースの模様と模様をつなぐ繊細なバーには、極小のピコットも付けられています。二種類のレースを組み合わせた豪華な胸飾りです。実際にドレスに付けられたところを想像すると、当時の華麗なドレス姿が想像出来ます。

長年の経年変化により、僅かに繊維から染み出たしみが見られますが、ほとんど気にならない程度。ドレスから外されたまま、一度も水に浸かっていないと思われる大変良好な状態です。実用にもコレクションにもおすすめ、実際に身に着けることも出来ます。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。

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