L-110-7
ブリュッセル・ミックス キャップクラウン

 







 


年代:ベルギー製19世紀後期
材質:リネン
SIZE:W 92cm×H 22cm

96,800
(¥88,000)

デュシェスレースとポワン・ド・ガーズのミックス
薔薇の花びらがポケットになったトップの薔薇が印象的なキャップクラウン

「公爵夫人」と名付けられたベルギーのボビンレースのデュシェスレースと、 同じくベルギーのニードルポイントレースのポワン・ド・ガーズをミックスして作られた混合技法のブリュッセル・ミックスの襟です。デュシェスレース、ポワン・ド・ガーズともそれぞれベルギーを代表するレースですが、このふたつの種類のレースが組み合わされたレースをブリュッセル・ミックスと呼びました。

キャップクラウンは18世紀から存在する頭飾りのひとつ。元々は半円形のキャップクラウンにラペット(バルブ)と呼ばれた二本のリボン状のレースを付けたものでしたが、19世紀にはこのような形に変化しました。当時のファッションを垣間見ることの出来る服飾アイテムです。

デュシェスレースの明朗なお花模様と、ポワン・ド・ガーズの中でも、薔薇の花びらがポケットになったポワン・ド・ローズの薔薇模様を組合せた19世紀の頭飾り、キャップクラウンです。トップの円形のポワン・ド・ローズの大輪の薔薇の模様が印象的。花びらが二重になっています。両端の垂れる部分にも、オーバルのポワン・ド・ローズがはめ込まれていて、トップと同じく薔薇模様が細工されています。それぞれポワン・ド・ローズの細工は、薔薇のお花も、繊細なネットの部分もすべて針と糸によるハンドの技法です。アンティークにしかあり得ない華やかでエレガントな服飾アイテムです。アイボリーの色合いも魅力的なレースです。

大変良好な状態です。実用にもコレクションにもおすすめ。ハットスタンドなどに掛けて、ディスプレイしていただくのも素敵です。トップの部分を少し折って、前で合わせ、ブローチなどで留めていただき、襟として実際に身に着けることも出来ます。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。

商品についてのご質問等は、お気軽に
メール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らせて頂きます。 

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