細かなプリーツ、セーラーカラーが愛らしいピケのチャイルドジャケット

19世紀当時の良家の子女の夏の定番服、畝織りのピケで仕立てられた白一色の上品なチャイルドジャケットです。ピケの子供服は、ブルジョワ、もしくは貴族の子供など、良家の子女の夏の子供服（男の子も3歳ぐらいまでは女の子と同じ格好をさせていました。）の定番で、当時のファッションプレートでも同様な子供服を度々見ることが出来ます。

細巾のレースボーダーがはめ込まれたセーラーカラーとタイのマリーンルック、カラーの周囲とタイの端にあしらわれた細かなプリーツが魅力的なチャイルドジャケットです。前側に大きめのマザーオブパール製ボタンが8個、左ポケットに1個、袖口にも2個ずつ付けられています。ウエストでベルトを締めるタイプのジャケットです。

セーラーカラーの後ろ姿も印象的、小さな男の子に着せたのではないかと思われますが、ブロンドの巻き毛の子供が似合いそうな、甘い雰囲気の愛らしいチャイルドジャケットです。

ディスプレイにもおすすめ、後ろ側に直径1mm程度のごく淡いしみがあるものの目立つことなく、現代でも十分着用していただける大変良好な状態です。

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