L-106-13
ブリュッセル・アプリカシオン ラペット
 











年代:ベルギー19世紀後期
材質:リネン
SIZE:W 15cm×H 131cm

SOLD
動物モチーフがお好きな方におすすめ!
「不老不死」の孔雀と「復活」の蝶々のアプリカシオンのラペット

17世紀からベルギーのブリュッセルで作られていたボビンレース、ブ リュッセルレースですが、長い年月の間に様々な変遷をとげ、19世紀にはそれまでのドロシェルグランドではなく、このようなチュールネット地に、ボビン レースで織ったパーツをひとつひとつアプリカシオン(アップリケ)したブリュッセル・アプリカシオンという形になりました。こちらはポワン・ド・ガーズと 並び19世紀のベルギーを代表するレースです。

動物モチーフがお好きな方におすすめ!ボビンレースによる「不老不死」を象徴する孔雀と「復活」を象徴する蝶々の縁起の良いモチーフの組み合わせ。こうし た写実的な動物柄のレースは比較的珍しく、その周囲にはまるで小雪が舞うように小さなドットと小花模様が細工されています。更にその周囲には愛らしいお花 模様が取り巻き、ラペットの周囲にはぐるりとお花模様、ボビンによる繊細な透かしの細工が施されていて、縁には極小のピコットがびっしり並んでいます。そ れらの細工から、このモチーフがどんなにか細い糸で織られたのかが分かります。

タイなどとして実用も可能、19世紀のベルギーレースをお楽しみいただける大変良好な状態のアイテムです。ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。

ラペットは17世紀末に登場する髪飾りの一種で、結った髪から首筋をひらひら飾るエレガントなアクセサリーです。当時の肖像画(「皇帝フランツ一世、女帝 マリア・テレジアとその子供達」部分1756年)などでもその使われ方を確認することが出来ます。フランスではバルブ(髭)と呼ばれ、17世紀に登場した 際には二本に別れたものでしたが、年代と共に形が変化し、19世紀には一本につながった形が主流となりました。

商品についてのご質問等は、お気軽に
メール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らせて頂きます。

BACK
HOME