L-102-14

ホニトンレース 襟飾り


 

 


年代:イギリス製19世紀後期
材質:リネン
SIZE:片側 W 9cm×H 15cm

SOLD

動物モチーフがお好きな方におすすめ!
美しい孔雀を模した貴婦人のためのエレガントな胸飾り

イギリスを代表するボビンレース、ホニトンレースはイギリスのデボンシャーの街ホニトンで作られました。元々、ホニトンのレースメーカーがブリュッセルでデュシェスレースのレースメーカーから学んだということもあり、両者のレースは非常に似通っています。
1840年にヴィクトリア女王が、それまでの王室の伝統のウェディングスタイルだった宝石や金糸銀糸の豪華な刺繍を施した式服のかわりに、ホニトンレース をあしらった真っ白なイギリス製のシルクドレス、同じくホニトンレースで出来たヴェールを身に着けたことから、ホニトンレースは一躍有名になりました。そ のクオリティに感動した女王は続けて長男であるエドワード7世のために洗礼式用のベビードレスを注文し、それは現在のイギリス王室にも伝わっています。

ホニトンレースはベルギーのデュシェスレースをお手本にしたレースだけにデュシェスレースととてもよく似ていますが、輪郭線のはっきりしたデュシェスに比 べ、フラットな印象で、華やかなデュシェスに比べると素朴で愛らしい雰囲気が感じられます。また、ヴィクトリア女王自らが販売促進に努めたにもかかわら ず、国の一大産業であったベルギーのボビンレースに比べ、イギリスのボビンレースはずっと数少ないように思います。

動物モチーフがお好きな方におすすめ!「不老不死」を象徴する孔雀とキリスト教の「三位一体」を表すクローバーモチーフを織り出した襟飾りです。こうした 具体的な動物柄は比較的珍しく、左右とも尾の部分に小さな羽根が一枚付けられています。

糸が細い繊細な細工のホニトンで、襟飾りの周囲には極小のピコットも付けられています。写実的な孔雀が織り出されたチャーミングな服飾アイテムで、当時どのような女性が身に着けていたのか想像が広がります。大変良好な状態です。

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