年代:フランス製18世紀後期
材質:リネン
SIZE:幅 9.5cm 長さ 144cm
¥96,800
(¥88,000)
18世紀の繊細なポワン・ド・パリのラペット
ポワン・ド・パリはその六芒星のような形のグランドが特徴の18世紀のイル・ド・フランスを発祥とするボビンレースです。同様なグランドを持つレースとしては、同じくフランスのシャンティ等が知られています。
こちらは糸の細い繊細なボビンレース、18世紀のポワン・ド・パリのラペットです。18世紀のポワン・ド・パリのラペットは今まで扱った記憶がなく、比較的珍しいアイテムだと思われます。
ラペットは17世紀末に登場する髪飾りの一種で、結った髪から首筋をひらひら飾るエレガントなアクセサリーです。当時の肖像画(「皇帝フランツ一世、女帝
マリア・テレジアとその子供達」部分1756年)などでもその使われ方を確認することが出来ます。フランスではバルブ(髭)と呼ばれ、17世紀に登場した
際には二本に別れたものでしたが、年代と共に形が変化し、19世紀には一本につながった形が主流となりました。
こちらはそのまっすぐなフォルムと模様から1780〜90年頃のものと思われ、その可憐な小花模様からも当時の流行を感じ取ることが出来ます。ちょうどマ
リー・アントワネットが王妃として、栄華を誇った時期と一致するレースです。当時は高貴な女性ほど長いラペットを身に着けたとされ、こちらも非常に長いサ
イズです。
僅かなしみはありますが、未使用のデッドストックと思われる大変良好な状態で、一度も水に浸かっておらず、縁のピコットも綺麗な形のままです。遙か昔、誰かのコレクションとして大切に保管されていたのか、“1
Barb Point de
Paris”と書かれた古い紙片が付けられています。
額装もおすすめ、ご希望の方には額装も承りますのでお気軽にご相談下さい。
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