きらめくローズカットダイヤ、愛らしいすずらんを模したブローチ
リボンで結わえたすずらんのお花に、アンティークならではのローズカットダイヤをちりばめた愛らしいブローチです。春の訪れを告げるすずらんは小さなお花が可愛らしく、ヨーロッパで愛されているお花のひとつ。すずらんを模したジュエリーは人気のアイテムです。
元々オランダで発明されたカッティングスタイルのローズカットダイヤ。このブローチにもローズカットダイヤがふんだんに使われていて、すすずらんのお花の
部分はローズカットダイヤをカップ状の台にセットし、さらにそれを台座に爪留めしたダッチセッティング。リボンの部分は裏側が閉じてあるクローズドセッ
ティング、葉っぱの部分は裏側が開いているオープンセッティングで石留めされています。
葉っぱやリボンの立体的でたおやかな表現や、すずらんの細身の茎の部分(実際には厚みがあるので、強度的に問題ありません。)に巧みなゴールド細工が駆使
されています。地金は14Kのローズゴールドで、ブローチのピン部分に「1906年〜1953年の間にオランダで作られた14Kゴールド製品」を示す
「オークリーフ(樫の葉)」の刻印があります。ブローチピンの部分にはストッパーが付いた上質の作りです。大変良好な状態です。
ローズカットダイヤは現代のようなブリリアントカットが普及する以前、16世紀から20世紀初頭にかけて人気を博したカッティングのひとつです。蝋燭の灯
りしかなかった古い時代特有のカットで、蝋燭の暗い光源でも美しく光るようカット面がすべて三角形をしている点が特徴、底面がフラットで「薔薇の蕾」のよ
うに盛り上がった形のため「ローズカット」と呼ばれました。現代のブリリアントカットとはまったく違った渋いきらめきが魅力です。また、ダイヤがふんだん
に産出されなかった時代、ブリリアントカットなどに比べて厚みを必要としなかった点も当時人気を博した理由のひとつとなっています。
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