すずらんのブーケを手にする小さなアイボリーブローチ

フランスのノルマンディー地方の港町、ドーバー海峡を望むディエップは中世より貿易港として栄え、16〜19世紀には西アフリカのコート・ジボワール（象牙海岸）から沢山の象牙が運ばれました。ディエップは最盛期には400〜500人の象牙彫刻の職人がいたとされ、そうした象牙彫刻の工芸品はそこからまたヨーロッパ中に輸出されました。

手のモチーフは永遠の愛情を表すとされ、このようなお花を持つ手のアイボリー彫刻はロマンティシズムを表現するジュエリーとして、19世紀半ばに人気がありました。また、手のモチーフはヴィクトリア女王のお気に入りであったことでも知られています。

滑らかな象牙の質感、しなやかで美しい手の表現、ロマンティックなすずらんのブーケを手に持つブローチです。すずらんのお花の繊細な彫刻、レース（？）をあしらったカフス、手首にはブレスレットも細工されています。通常のハンドブローチよりも小さいミニチュアサイズのため、魅力も凝縮されているようです。大変良好な状態です。

エンジェルコレクションは環境省・経済産業省が許可する象牙・タイマイ等を取り扱う「特定国際事業者」です。

商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。裏側の画像など、ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らさせて頂きます。

アフターケアについて