J-86-6

“ADORE”ペンダント


 



J-82-11のゴールドチェーンと合わせました。

 


年代:イギリス製19世紀後期
材質:15K・パール・アメジスト・ダイヤ・オパール・ルビー・エメラルド
SIZE:全体の長さ 3.4cm
直径 2.45cm×D 0.9cm(バチカンを含まず)
SOLD

“ADORE”を表現したロマンティックな文字遊びのジュエリー

中央に花びら5枚のお花形、その周囲には太陽の恵みや「永遠」を意味する SUN WHEEL(太陽の車輪)のフォルムが華やか。繊細で立体的なゴールド細工に、ハーフカットした繊細な大小のシードパールをセット。中央のお花形の花びら と花びらの間にアメジスト・ダイヤ・オパール・ルビー・エメラルドの鮮やかな5石の色石を組合わせ、石の頭文字で“ADORE”を綴ったヴィクトリアン特 有の文字遊びのジュエリーです。

こうした文字遊びのジュエリーでは、リングを目にすることが多いのですが、こちらは比較的珍しいペンダント。セットされた色石の頭文字を組合わせると “ADORE”となるロマンティックなジュエリーです。こうした文字遊びのリングでは、“ADORE”の他に、“REGARD(敬愛)”や “DEAREST(最愛の人)”などがよく知られています。

“ADORE”とは、ラテン語に由来する言葉で「崇拝する」の意味があります。ヴィクトリアン当時、感情をあらかさまに表現することは「エレガントならざ ること」とされ、秘めた思いをこうしたジュエリーに托して贈ることが流行しました。このペンダントも当時、崇拝する誰かへ贈られた記念のジュエリーに違い ありません。

それぞれの石の色合いも鮮やかで、特にダイヤの煌めきやルビーとエメラルドの発色が美しく、アメジストも美しい色合い、オパールにはブルー、グリーン、ク リーム、レッドの遊色効果が見られます。5石のバランスが良く、どの石も大変良好な状態です。

地金はハイキャラットの15Kゴールド、裏側に「15K」を示す「15CT」の刻印があります。また、ゴールドの土台を裏側から見ると、立体的で複雑な作 りであることが分かります。“ADORE”を表すそれぞれの石は、繊細なミルグレインを施したふくりん留めでセット。SUN WHEELの部分、バチカン部分にセットされているシードパールも同じくミルグレインを施したふくりん留めで留められています。バチカン部分にも極小の シードパール3粒がセットされています。大変良好な状態です。

真珠の養殖技術がまだ実用化されていなかったこの時代、こうしたシードパールはすべて天然真珠でした。現代に比べて真珠自体の価値が非常に高価だった頃のヴィクトリアンジュエリーです。

アンティークのゴールドチェーンはもちろん、お手持ちのゴールドチェーンと合わせていただいたり、リボンなどでチョーカー風に着けていただくのもおすすめです。ご希望の方には別売りで現行品の9K、18Kのチェーンもございます。

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