J-84-1

ローズカットダイヤクラスターリング

 

 

 


年代:イギリス19世紀中期
材質:ゴールド・ダイヤ
SIZE:ベゼル部分 直径約1.05cm×D0.6cm

15号(サイズ直し可)

250,000

両脇に添えられたエンジェルがまるでガーディアン(お守り)のよう、
ローズカットダイヤのクラスターリング

煌めきの美しいローズカットダイヤをその透明感が生きるように爪留めでオープンセッティング、周囲にも輝きの美しいローズカットダイヤ7石、計8石を爪留めでセットした豪華なリングです。なにぶん古い年代のダイヤなので、それぞれのダイヤの形は若干いびつで、いくつかのダイヤにはインクルージョンが見られますが、そのようなことが何とも感じられないほど、動きとともに激しく煌めく美しいリングです。

何よりもそのローズカットダイヤのお花形の両脇にはそれぞれエンジェルが。まるでリングを守護するかのように配されている点が大きな特徴です。さらにエンジェルの横には薔薇のお花とマーガレットのようなお花も見られます。

ダイヤモンドの輝きを際立たせるように、僅かに見えるダイヤの周囲はダイヤの無色透明の色に合わせたシルバーで、中央のダイヤとクラスター形の周囲はイエローゴールドの爪留め。19世紀末にジュエリーにプラチナが登場するようになるまで、ダイヤモンドを用いた上質なジュエリーにはこうしたシルバーとゴールドの組合わせが使われました。

ローズカットダイヤは現代のようなブリリアントカットが普及する以前、16世紀から20世紀初頭にかけて人気を博したカッティングのひとつです。蝋燭の暗い光源でも美しく光るようにカットされ、底部がフラットで三角形のファセットが特徴、「薔薇の蕾」のように盛り上がった形のため「ローズカット」と呼ばれました。また、ブリリアントカットなどに比べて厚みを必要としなかった点も、ダイヤがふんだんに産出されなかったこの時代に存在した大きな理由のひとつとなっています。現代のブリリアントカットとはまったく違った渋いきらめきが魅力です。

刻印は見当たりませんが、地金は15K、もしくは18Kのハイキャラットと思われるイエローゴールド。地金を多く使ったしっかりしたシャンクの作りも特徴です。大変良好な状態です。

ご希望の方には無料でサイズ修理を承ります。

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