J-83-18

ローズカットダイヤブローチ

 

 

 


年代:フランス19世紀後期
材質:シルバー・18K・ダイヤ
SIZE:W 4.85cm×H 2.35cm×D 1.45cm

SOLD

動きとともにローズカットダイヤがきらめく
ゴージャスな芍薬モチーフのブローチ

フランスで「聖母の薔薇」と呼ばれ、そのゴージャスな姿が愛されてきた芍 薬。その芍薬を思わせる立体的で複雑な作りのダイヤモンドブローチです。散りばめられた37石のローズカットダイヤが動きとともにまるで生き物のようにき らめく魅惑的なジュエリーです。特に花芯の部分のローズカットダイヤは厚み、大きさもあって美しく、その周りを取り巻く小粒のダイヤをセットした花弁が細 やかで立体的な作り。お花、葉っぱとも非常に繊細な細工になっています。

ダイヤモンドの輝きを際立たせるように、表側の地金はダイヤの無色透明の色に合わせたシルバーで、裏側はドレスにシルバーの酸化が付いて汚れてしまわない よう、ゴールドになった張り合せ。19世紀末にジュエリーにプラチナが登場するようになるまで、ダイヤモンドを用いた上質なジュエリーにはこうしたシル バーとゴールドを張り合わせた素材が使われました。

19世紀のダイヤモンドジュエリー特有のダイヤとシルバー台の組合わせに味わい深い魅力があり、茎の部分の側面には「シルバー」を示すボア(猪)ヘッドの 刻印、ブローチピンには「18K」を示すイーグルヘッドの刻印もあります。フランスらしいゴージャスで美しいフェミニンな雰囲気のジュエリーです。大変良 好な状態です。

ローズカットダイヤは現代のようなブリリアントカットが普及する以前、16世紀から20世紀初頭にかけて人気を博したカッティングのひとつです。蝋燭の暗 い光源でも美しく光るようにカットされ、底部がフラットで三角形のファセットが特徴、「薔薇の蕾」のように盛り上がった形のため「ローズカット」と呼ばれ ました。また、ブリリアントカットなどに比べて厚みを必要としなかった点も、ダイヤがふんだんに産出されなかったこの時代に存在した大きな理由のひとつと なっています。現代のブリリアントカットとはまったく違った渋いきらめきが魅力です。

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※こちらの商品には鑑別機関発行の鑑別書が付属しています。

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