動きとともにローズカットダイヤがきらめく
ローズモチーフのブローチ
一重の薔薇のお花に散りばめられた32石のローズカットダイヤ、動きとともにダイヤがまるで生き物のようにきらめく魅惑的なジュエリーです。特に花芯の部分のダイヤが大きさもあって美しく、その周りを取り巻く繊細なゴールド細工の花弁がダイヤをいっそう引き立てています。
ローズカットダイヤは蝋燭の灯りしかなかった古い時代特有のカットで、蝋燭の暗い光源でも美しく光るよう、底部がフラットで三角形のファセットが特徴です。現代のブリリアントカットとはまったく違った渋いきらめきが魅力です。
ダイヤモンドの輝きを際立たせるように、表側の地金はダイヤの無色透明の色に合わせたシルバーで、裏側はドレスにシルバーの酸化が付いて汚れてしまわない
よう、ゴールドになった張り合せ。19世紀末にジュエリーにプラチナが登場するようになるまで、ダイヤモンドを用いた上質なジュエリーにはこうしたシル
バーとゴールドを張り合わせた素材が使われました。さらにこちらのブローチは、ブローチピンにストッパーが付いた上質な作りです。
ヴィクトリアンジュエリーらしいフェミニンなローズモチーフで、ラヴリーさとゴージャスさを併せもったジュエリーです。大変良好な状態です。
ローズカットダイヤは現代のようなブリリアントカットが普及する以前、16世紀から20世紀初頭にかけて人気を博したカッティングのひとつです。カット面
がすべて三角形をしている点が特徴、底面がフラットで「薔薇の蕾」のように盛り上がった形のため「ローズカット」と呼ばれました。また、ダイヤがふんだん
に産出されなかった時代、ブリリアントカットなどに比べて厚みを必要としなかった点も大きな特徴となっています。
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※こちらの商品には鑑別機関発行の鑑別書が付属しています。
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