フランス王家に由来するモチーフ、
フルール・ド・リスのシードパールブローチ

フランス王家やブルゴーニュ公国、聖母マリアを象徴する百合の紋章（実際には百合ではなくアイリスとも言われています。）“ｆleur de lys（フルール・ド・リス）”のモチーフ、大小のシードパールを散りばめたフランスらしい18Kのゴールド製ブローチです。小振りなフルール・ド・リスのフォルムが上品です。

全体に散りばめられたシードパールは天然真珠をハーフカットしたハーフパールですが、非常に立体的で、すべて爪留めでセットされています。真珠の養殖技術がまだ実用化されていなかったこの時代、こうしたシードパールはすべて天然真珠でした。現代に比べて真珠自体の価値が非常に高かった頃のジュエリーです。

地金は18Kのイエローゴールドで、ピンの留め部分に「18K」を示す「フクロウ」の刻印が刻まれています。（「フクロウ」の刻印は、外国から輸入品や、フランスで作られて輸出され、再びフランスに戻ってきた場合など、出自がはっきりしない場合に付けられています。）フルール・ド・リスはフランス特有のモチーフであることから、こちらは作られた時代よりも後の時代に、再コントロールのため、打たれたものと思われます。

女性の方だけでなく、ジャケットのラペットなど、男性の方にもおすすめのジュエリーです。

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