ジョージアンのイギリスジュエリーでよく目にするカルセドニージュエリーですが、こちらはヴィクトリアン後期のリバイバルと思われるクロスペンダントです。中央に忘れな草を模したお花形に並べられたターコイズ、その中央に粒金のゴールド細工、ターコイズの上下左右にクロスに沿って、繊細なゴールド細工が施されています。

アゲート、オニキス、カーネリアン、ブラッドストーンなどの半貴石を総称するカルセドニーですが、ゆるくカーヴを描くクロスの形、滑らかな質感も特徴、この半透明で乳白色の、「透け感のある石」というところに魅力を感じます。そして、中央の忘れな草が英語名“forget me not”で、「私を忘れないで」を意味するところから、非常にアイコニックなものを感じます。こちらはクロスなので、誰かを偲ぶメモリアルなジュエリーだったのかもしれません。

こうしたカルセドニーと忘れな草モチーフを組合せたジュエリーでは、大振りなブローチが断然多いのですが、こちらは珍しくペンダント。着けやすいサイズで、ターコイズを使った他のジュエリーと一緒に重ね着けしていただくのもおすすめです。

刻印は見当たりませんが、地金は9Kと思われるイエローゴールドです。

ご希望の方には別売りで、アンティークチェーン、現行品の9K、18Kのチェーンもございます。

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