光沢の美しい真珠の周囲にローズカットダイヤが煌めく
ラヴァリエールペンダント
20世紀初頭に流行したこうしたY字に胸元に下がるペンダントのことをラヴァリエールと呼び、その名前はルイ14世の愛妾
だった「ルイーズ・ド・ラヴァリエール」に由来しています。Y字のファルムがシンプルでスタイリッシュ、現代のファッションに合わせやすいジュエリーです。
上と中央はローズカットダイヤ3石をお花形にふくりんどめ、ふくりんにはミルグレインが施されています。一番下は中央に、光沢の美しい約6ミリのアコヤ貝の養殖真珠、その周囲にはローズカットダイヤ15石が取り巻くラヴァリエールペンダントです。ダイヤはすべて裏側がオープンになったオープンセッティングで、ファセットがきらきらと煌めきます。パールは養殖ですが、ヨーロッパで養殖真珠が販売されるようになったごく初期のもので、現代の養殖真珠に比べて、長い時間をかけて養殖され、真珠層が厚いと言われています。
刻印はありませんが、ペンダント本体の地金は「15K」のややローズを帯びたイエローゴールドで、ダイヤの周囲はダイヤの無色透明な色に合わせてシルバーが、チェーンには「9K」が使われています。(いずれも専門の鑑別機関で鑑別済みです。)ペンダント本体とチェーンは金種が違いますが、チェーンもオリジナルのため、色が揃っていて、まったく違和感はありません。トップを横から見ると、ゴールドの本体に僅かにシルバーを溶着していることが分かります。また、アンティークとしては、比較的地金がたっぷり使われている重厚感のあるジュエリーです。
バーの部分は前側から見ると巾約0.9ミリで大変細く作られていますが、後ろ側は約1.3ミリでほんの僅かに太く作られているナイフエッジの細工(表側から見ると大変細く見えますが、裏側は太くして強度を保つ作りになっています。)になっていて、表側から見ると、非常に繊細に見えます。
また、チェーンはペンダント本体に直接ロウ付けされているので、装着していてもずれにくく、使い心地の良いペンダントです。
ローズカットダイヤは蝋燭の灯りしかなかった古い時代特有のカットで、蝋燭の暗い光源でも美しく光るよう、底面がフラットで「薔薇の蕾」のように盛り上
がった形のため「ローズカット」と呼ばれました。現代のブリリアントカットとはまったく違った渋いきらめきが魅力です。また、ダイヤがふんだんに産出され
なかった時代、ブリリアントカットなどに比べて厚みを必要としなかった点も大きな特徴となっています。
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※こちらの商品には鑑別機関発行の鑑別書が付属しています。
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