フランス貴族にまつわる18Kゴールドのシグネットリング
それはフランス貴族にまつわるジュエリー。フランスの王冠の紋章付き、18Kゴールドのシグネットリングが入荷しました。レースのハンカチなどでは、たびたび王冠の紋章付きのアイテムは入荷しますが、ジュエリーでは比較的珍しいのではないでしょうか。その一族、貴族の証として作られたシグネットリングです。
シグネット
リングとは、平らなベゼルにシールと同じように、紋章やイニシャルのインタリオ(陰刻)が細工されたリングのことを指します。陰刻部分は、実際にワックスに押すことが出来、印章として使われました。その歴史は大変古く、古代エジプトまで遡ることが出来ます。元々は、「権威」や「権力」の象徴とみなされ、国の君主や、ローマ教皇などが所有するものでしたが、19世紀のヨーロッパでは貴族階級に流行し、このリングもその時代に作られたものと思われます。
こちらの紋章は、トップに王冠、真ん中に盾、盾の中に王冠を戴くライオン、盾の両脇に対になったライオンが手彫彫刻されています。(3頭ものライオンが細工されているなんて、指にはめていると心強いですね!)今でもシーリングワックスに押すとモチーフがくっきり浮かび上がり、実際に押して楽しんでいただくことも出来ます。
「18K」を示すフランスの「ふくろう」の刻印付き、たっぷりと地金を使った重厚感のあるリングです。「ふうろう」の刻印は、フランス、もしくは近隣の国からの輸入品
の「18K」を示す、もしくは後の時代に「再コントロール」のため押された刻印とされていて、このリングはフランスで作られたものの、その当時に刻印は入れられず、後の時代に「再コントロール」のため押されたものと思われます。貴族の紋章入り、シールとして使うことも出来る格調高いリングです。
サイズは11号で、女性にはめていただくととても素敵ですが(指にはめると重厚感があり、とても素敵です!)、男性の方には小指にはめていただくのも良いかもしれません。地金のみのジュエリーですので、石を使った他のジュエリーとの重ね着けもおすすめです。シャンクの内側がとてもスムースで、はめ心地の良いリングです。大変良好な状態です。
ご希望の方には無料でサイズ修理を承ります。
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