王室御用達ジュエラーのオリジナルボックス入り!
ダイヤが煌めく薔薇のブローチ
動きと共にまるで生き物のように煌めく、イギリスを象徴するような一
重の薔薇をかたどったダイヤブローチです。花芯の部分にセットされているのは、手元のダイヤスケールで測ってみたところ、2ct相当のオールドヨーロピア
ンカットダイヤ。こちらは伏せ込みでセットされていて、フレーム部分も含めますと、直径約5ミリとなります。薔薇の花びらや、葉っぱ、茎、蕾のいちめんに
オールドヨーロピアンカットやクッションカット、ローズカットダイヤなどの様々なカットのダイヤ計83石がセットされています。こちらは裏側がすべてオー
プンになったオープンセッティング。裏側から光りが入り、そのままの状態でもキラキラと光を放ちます。
ダイヤモンドの輝きを際立たせるように、表側の地金はダイヤの無色透明の色に合わせたシルバーで、裏側はドレスにシルバーの酸化が付いて汚れてしまわない
よう、ゴールドになった張り合せ、ブローチピンもゴールド製になっています。19世紀末にジュエリーにプラチナが登場するようになるまで、ダイヤモンドを
用いた上質なジュエリーにはこうしたシルバーとゴールドを張り合わせた素材が使われました。ホールマークはありませんが、こうしたダイヤづかいのジュエ
リーの地金は、14K、15K,、もしくは18Kのハイキャラットゴールドであると思われます。
ブローチの留め部分が回転する回転ブローチになった上質な作りです。(エンジェルコレクションのすべてのブローチには落ち止めのシリコン製ストッパーをお
付けしますので、こちらをお使いいただけましたら落としてしまうことはありません。)大変良好な状態です。
こちらのブローチは赤みがかった茶に金箔押しの皮革製のオリジナルボックス付き。ふたの裏側には白のシルクサテン張り、本体は赤のシルクベルベット張りに
なっています。シルクサテンには、「王室御用達」を示すロイヤルワラントの紋章と次の文字が記されていて、このジュエラーCOLLINGWOOD(コーリ
ンウッド)がヴィクトリア女王の御用達で、現在でも高級店舗が建ち並ぶメイフェアの一角にあったことが分ります。(ちなみに、現在同じアドレスにはアポイ
ントのみのオーダー専門の高級ジュエラーが入居しています。)COLLINGWOODは王室のティアラなども制作していますが、当時、ヴィクトリア女王の
御用達のジュエラーでこうしたジュエリーを誂えることが出来たのは、貴族や大金持ちのブルジョワ家庭の子女のみ。いったいどのような女性の持ち物だったの
か非常に興味深いです。
By appointment
JEWELLERS TO
HER MAJESTY THE QUEEN
COLLINGWOOD OF CONDUIT ST. LTD
46, CONDUIT ST. W1
COLLINGWOODは1817年創業、ジョージ5世の妃メアリー王妃のティアラ、大英帝国勲章などを手がけています。
オールドヨーロピアンカットは、現代のブリリアントカットの原型ともいえるカットですが、トップのテーブル面が小さく、クラウン部に厚みがあり、尖端の
キューレットがカットしてある点が特徴です。そのため、現代のブリリアントカットがテーブル面に光を集めて均一に輝くのとは違い、カット面のひとつひとつ
に輝きが宿り、石全体がキラキラときらめく印象があります。
商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。裏側の画像など、ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らさせて頂きます。
※こちらの商品には鑑別機関発行の鑑別書が付属しています。
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