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シルバーすずらんパフィームボトル


 

 


年代:フランス製19世紀後期
材質:シルバー
SIZE:全体の長さ 6cm(チェーン・丸カンを含む)
W 1.6cm×H 4.5cm×D 1.2cm(チェーンを含まず)

SOLD

ペンダントにもおすすめ!
アール・ヌーボーの雰囲気が感じられるすずらんのパフィームボトル

アール・ヌーボーの雰囲気が感じられる立体的で繊細なすずらん模様、フラン スらしい人気のすずらんのお花を浮き彫りにしたシルバー製パフィームボトルです。マットな質感で丸みのある形、栓はスクリューになっていて、100年以上 たった今でもしっかり閉めることが出来ます。元々はシャトレーンに付けていたもので、繊細なチェーンと丸カンが付けられているため、ペンダントとしてお使 いいただくことも出来ます。手の中に入ってしまうほどの小さなサイズ、フェミニンなシルバーアイテムです。

すずらんはライラックなどと並んでフランスらしいお花のひとつ、「幸運をもたらす」という意味合いがあることから、フランスでは19世紀末から5月1日の"La Fete de Muguet(すずらん祭り)"の日に大切な人にすずらんを贈る習慣があり、その習慣は現代でも続いています。フランス人にとっては特別なお花のように思います。

「パフィームボトル」と表記しましたが、当時、フランスでは「フラコン・ド・セル」 と呼ばれ、貴婦人が気付け薬を入れて携帯していたエレガントで小粋な化粧小物のひとつです。気付け薬とは、芳香塩(実際には酸っぱい匂いのする酢酸の結晶。)のことで、女性の身だしなみとして携帯されていました。
19世紀当時、高貴な女性達の間では「タイト・レイシング」と呼ばれるコルセットで身体を極端に強く締め付けることが流行しましたが、そうした無理な体型 維持のために健康を害しすぐに気を失ったため、当時の女性はこうした気付け薬入れを常に携帯していました。(当時の上流階級では、「女性は守られるべき か弱きもの」とされていたこともこうしたアイテムが存在した理由であるかもしれません。)


この時代のフランスらしい化粧小物のひとつです。すずらん好きの方におすすめ。ボトルに付けられた丸カンの片方に刻印があります。大変良好な状態です。

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