D-98-1

アイボリー製ルージュケース


 

 


年代:フランス製19世紀後期
材質:アイボリー
SIZE:直径 6cm×D 1.8cm


SOLD

繊細で美しい百花繚乱の手彫り彫刻、アイボリー製のルージュケース

フランスのノルマンディー地方の港町、ドーバー海峡を望むディエップは中世 より貿易港として栄え、16〜19世紀には西アフリカのコート・ジボワール(象牙海岸)から沢山の象牙が運ばれました。ディエップは最盛期には 400〜500人の象牙彫刻の職人がいたとされ、そうした象牙彫刻の工芸品はそこから再びヨーロッパ中に輸出されました。

沢山の花びらのオールドローズ、一重の薔薇、マーガレット、スミレ、フルーツなどの繊細な手彫り彫刻、こちらは貴婦人の身の回り品の一つ、アイボリー製の ルージュケースです。当時、リップスティックはまだ存在しておらず、口紅はこうした容器に入れて使用しました。ケース本体の裏側にうっすら紅の色を確認す ることが出来ます。このまま飾っていただいても良いですし、練り香水などを入れていただくのもおすすめです。

象牙特有の滑らかな質感、「豊穣の印」である薔薇やスミレなど百花繚乱の様子が表現された贅沢で気品のある小箱です。ふたと本体は、非常に繊細なネジが 切ってあり、スムーズに開閉出来るようになっていて、当時の職人の高度な仕事ぶりがしのばれます。大変良好な状態です。

エンジェルコレクションは環境省・経済産業省が許可する象牙・タイマイ等を取り扱う「特定国際事業者」です。このたびのイギリスの象牙製品の販売全面禁止にともない、今後象牙製品の輸入が難しくなることが考えられます。

商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らさせて頂きます。

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