“SAVON Louis]X(サヴォン
ルイ15世”の格調高いソープボックス
1820年創業、パリの老舗パフュームリーとしてもサヴォネリー(savonnerie
石鹸メーカー)としても知られていた「MAUBERT」のパフュームドソープ(スミレの香り)の紙製ボックスです。
“SAVON Louis]X(サヴォン
ルイ15世)”の高級感のあるネーミング、その当時の貴族のカップルが描かれたソープボックスです。ロカイユの中に描かれた貴族柄がシックで、周囲には薔薇とスミレが配されています。上下の側面の模様も素敵で、薔薇とスミレ、忘れな草、ライラック、すずらんが描かれ、中央に“No.534
Violette”と記されていることから、この石鹸がスミレの香りであったことが分ります。また、左右の側面には、“Savonnerie
MAUBERT
PARIS”の名称が美しうデザインされ、薔薇とスミレのお花も添えられています。内側はオリーブグリーンの紙が張られています。
このサヴォネリーはかつてパリの一区“17
Rue ETIENNE
MARCEL”に存在し、万博で数々の賞を受賞していた上等な石鹸を生み出していたサヴォネリー。100年以上の時を経て、既に香りは失われていますが、その時代の雰囲気は十分に感じていただけると思います。
この時代のソープボックスは、当時のカードなどと同様に現代の版画のリトグラフ、つまり石版印刷による凝った印刷で、まるでカードのような美しい絵柄が魅力になっています。経年劣化のため全体的にくすみが見られるとはいえ、紙製のボックスがこうした良好な状態で出てくることは大変稀なこと、貴重なアイテムだといえるでしょう。
商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らさせて頂きます。