年代:フランス製20世紀前期
材質:シルク
SIZE:W 14cm×H 17cm×D 4.2cm
SOLD
“Anne-Marie”のお名前入り、
優美でシックな洗礼式用チョコレートボックス
生まれたばかりの子供の洗礼式の引き出物として用意されたチョコレートやドラジェのパッケージ、チョコレートボックスです。19世紀の昔からフランス人にとってチョコレートはポピュラーな贈答品のひとつ。洗礼式にも欠かせないアイテムでした。
洗礼式用のチョコレートボックスの中でも豪華なシルク製。ブルジョワのおうちの子供のために誂えられたと思われるボックスです。シルク地にエッチングで印刷されています。
ボックスの中心には、中世の親子の姿が表現され、周囲には美しいリボン飾りや薔薇のガーランドがあしらわれたフレームが。ボックスに描かれている人物の服装やインテリアなど、当時の風俗が描かれている点も非常にクラシックで、興味をそそります。
ボックスの左上端には生まれた子供の名前“Anne-Marie(アンヌ-マリー)”のお名前(女の子ですね!)、右上端に“20
Juin
1926(1926年6月20日)”の日にちも印字されています。下側には“LA
COMPLAISANCE
MATERNELLE(母の心遣い)”の文字も見られます。(1926年といえば昭和元年。第一次世界大戦後のフランスで、このようなクラシックなボックスを誂える習慣が続いていたことに少し驚きました。)
ふたのコーナーには、メタル製のブレードが付けられていて、より優美でシック。シルクの光沢が美しく、このままと絵を飾るよう飾っていただくのもおすすめ、お店でもそのように飾っています。大変良好な状態です。
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