ナポレオン帝室の蜂の紋章が細工された
ゴージャスなゴールデンビーボトル

“Eau De Cologne Imperiale”は1853年にピエール・フランソワ・パスカル・ゲランが調香した、ゲラン初のオーデコロンです。皇帝ナポレオン3世の皇后ユージェ ニーに献上し、皇室御用達となった歴史を現在に伝えるフレグランスのひとつです。一説には頭痛持ちだったユージェニーのためにあえて爽やかな香りを調香し たのだとか。ユージェニーはこのオーデコロンをこよなく愛し、一般への販売認可を下すまで、自分だけの香りとして楽しんだと言われています。

この香水瓶には、ゲランが宮廷御用達だったことを示すナポレオン皇室の紋章、69匹の蜂と蜂の巣がデザインされたことからも（ナポレオン一世は「勤勉」を 表す蜜蜂を好んだところからプライベートな紋章に蜂を、正式な紋章には鷲が使用しました。）、その歴史を感じることが出来ます。ビーボトルの中でも、こち らは手描きでゴールドがペイントされたゴールデンビーボトル。通常のビーボトルよりも更にゴージャスです。ラベルには、ナポレオンが選んだといわれる鷹と 王冠、笏の紋章が描かれ、底には “GUERLAIN PARIS”の刻印が入っています。ストッパーはガラスの無垢で、栓の部分には塩ビ製のキャップが付けられています。大変良好な状態です。

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