女神とエンジェルと薔薇、
ローズピンクの色合いも魅力的な石版印刷のソープボックス
1826年創業、パリの老舗パフュームリーとしてもサヴォネリー(savonnerie
石鹸メーカー)としても知られていた「Gelle
freres」のパフュームドソープの紙製ボックスです。
“SAVONS
FINS(極上石鹸)”のロゴ、薔薇の花々とエンジェルと女神の印刷がノスタルジックな雰囲気のソープボックスです。淡いローズピンクにブラウンの印刷が、女性好みで上品な雰囲気。印刷されている“AVENUE
DE L'OPERA,
6”は、今もパリの目抜き通りであるオペラ通りのアドレス、“PARIS
1878 MEDAILLE
D'OR”の文字から、1878年のパリ万博で金賞を受賞したことが、“PARIS
1889 HORS
CONCOURS”の文字からは1889年のパリ万博で無審査出品したことが示されていて、当時、上等な石鹸であったことが分かります。
この時代のソープボックスは、当時のカードなどと同様に現代の版画のリトグラフ、つまり石版印刷による凝った印刷で、まるでカードのような美しい絵柄が魅
力になっています。紙製のボックスがこうした良好な状態で出てくることは大変稀なこと、貴重なアイテムだといえるでしょう。D-84-17のソープボックスと
は色違いで、そちらには“PARIS 1900 GRAND
PRIX(1900年のパリ万博でグランプリを受賞)”の文字があることから、このピンクのボックスの方が若干古いのではないかと思われ、見比べていただ
くと興味深いと思います。紙製品にもかかわらずコンディションが良く、大変良好な状態です。
※上から3番目、4番目の画像は、表面に光が反射したため、ところどころ白っぽく写っていますが、実際は1番目、2番目のような色合いです。
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