ウエスト周りはすっきり、スカート部分の途中に切り替え、裾にはドロンワークのボーダー二段と細かなピンタック、三段のレイヤードには繊細なカットワークとホワイトワークの装飾、しっかりした生地で出来た丁寧な手仕事が施されたペチコートです。ウエスト部分は紐で調節出来ますが、紐をゴムに替えていただいても良いと思います。手縫い部分が多い点も特徴、実際に着用いただける大変良好な状態です。
こうしたペチコートはご存じの通り下着の一種。ブルジョワ階級以上の子女は、お嫁入りの際には、流行と共にスタイルが変わってしまうドレスではなく、こうした上質な下着を何ダースもお嫁入り道具として誂えたといわれます。実際にお嫁入りする何年も前から準備を始め、長い時間を掛けて整えられました。また、イニシャルが入っているものについては、婚礼が決まると同時にイニシャルを入れた、とも伝えられています。当時の「お針子さん」がひと針ひと針丁寧に仕立てた仕事ぶりをご覧いただきたいです。
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