J-66-1

ローズカットダイヤリング

 

 

 


年代:オランダ19世紀中期
材質:ゴールド・シルバー・ダイヤ
SIZE:W 1.1cm×H 1.2cm×D 0.5cm

12.5号(サイズ直し可)

SOLD

ローズカットダイヤの魅力が余すことなく表現されたリング

最近めっきり目にすることがなかったローズカットダイヤのクラスターリング が久し振りに入荷しました。水面のきらめきのような、独特な輝きが美しいローズカットダイヤの魅力が余すことなく表現されたアンティークらしいリングで、 繊細さと重厚感を併せもったジュエリーです。動きと共にきらめくダイヤの輝きが大変美しいリングです。

中央には輝きの美しい大振りなオーバル形のローズカットダイヤ、その周囲には10石のローズカットダイヤを爪留め、裏側をクローズドしたクローズドセッ ティングで、フォイルバック(石の裏側に薄い金属片や箔を入れて石を輝かせること。)を施した古いスタイルのリングです。

まだ電気がなかったこの時代、灯りといえばキャンドルの光しかありませんでした。そういう灯りの中で美しくきらめいて見えるために、こうしたクローズドセッティング、さらにフォイルバックを施したした手法が多く使われました。

この時代は、ダイヤの周囲にダイヤの無色透明な色に合わせてシルバーを合わせ、シャンクの部分はゴールドで細工をしました。このリングもシャンクの部分に も繊細な彫刻が施されています。また、ローズカットダイヤはオランダでカットされたことでも知られており、このリング自体もオランダで加工されたハイキャ ラットゴールド(14K)製と思われます。

この時代のダイヤは、ブリリアントカットなどに比べて厚みを必要としないローズカット(カット面がすべて三角形をしている点が特徴、底面がフラットで「薔 薇の蕾」のように盛り上がった形のため「ローズカット」と呼ばれました。)が一般的でした。その後、1866年に南アフリカでダイヤモンドが発見される と、「ダイヤモンドラッシュ」が始まり、ダイヤは市場へ大量に流れ込むことになります。それ共に、オールドヨーロピアンカットなどのダイヤモンドの厚みが 必要なカットへと変遷をたどりました。

ご希望の方には無料でサイズ修理を承ります。

商品についてのご質問等は、お気軽に
メール・電話・FAXにてお問い合わせください。裏側の画像など、ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らせて頂きます。

アフターケアについて


BACK

HOME