深い色合いのスクエアカットのアメジスト、
その周囲をシードパールで取り巻いたアール・デコリング

美しい深い色合いの大粒のスクエアカットのアメジスト、その周囲を状 態の良いシードパールで取り巻いた魅力的なアール・デコリングです。シードパールの周囲はふくりん留め。ふくりん部分にはいちめんに繊細なミルグレインが 施されています。アメジストとシードパールの優美な組合せにもかかわらず、幾何学的でスタイリッシュなデザイン、アール・デコの雰囲気を感じさせる珍しい リングです。

ヴィクトリアンのものだと思いがちなシードパールですが、1920年頃までは使われていたことが分かっており、1920年代後半にはミキモトの発明により養殖真珠が出現してきます。

刻印こそないものの、地金は15Kもしくは18Kのハイキャラットゴールドと思われるイエローゴールドです。ベゼル脇のシャンク部分が細く作ってあり、ベ ゼルを強調するデザインです。（細くなっているものの、厚みがあるので、シャンクの強度には何ら問題がありません。）アール・デコは1910年代半ばから 1930年代という比較的短期間だったため、その特徴が感じられるジュエリーは数多くある訳ではありません。それにもかかわらず、アール・デコの特徴がよ く表現されたリングです。

大変良好な状態です。ご希望の方には無料でサイズ修理を承ります。

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