香水の古典ともいわれている
“MITSOUKO”。この香水を発売したゲラン社は1828年にパリで創業、その際立った調香技術やボトルデザイン、ネーミングから、それまで直接的な
価値しかなかった香水の世界に、初めてイメージとしての価値を定着させたことでも知られています。
この“MITSOUKO”は1919年に発売されました。この香水を調香、命名したゲラン家3代目の調香師ジャック・ゲランによれば、この
“MITSOUKO”の名前は、当時のベストセラー小説「ラ・バタイユ」の魅力的なヒロインである「ミツコ」に由来するとか。「ラ・バタイユ」の著者ク
ロード・ファーレルと親交があり、彼に敬意を称して小説に登場する日本人女性の名前をとったいう説。また、もうひとつ、当時社交界の華として知られていた
オーストリア・ハンガリーを代表する貴族ハインリッヒ・クーデンホーフに嫁いだ実在の日本人女性ミツコ・クーデンホーフの名前をとったいう説があります。
どちらにしても、20世紀初頭、フランスでジャポネスク(日本趣味)がブームになった頃と重なります。
1919年、この香水が発売された当時は第一次世界大戦直後、戦後の物資の不足もあり、1912年に発売された“L'Heure
Bleue(たそがれ)”のバカラ社製の瓶が転用されました。この香水瓶はボトルの底にバカラのマークがあることから、1936年以降にバカラで作られた
ということが分かります。表面のラベルが綺麗に残った大変良好な状態で、オリジナルの木製ボックス(内側はシルク張り)も付いたコレクターにもおすすめの
一点です。
商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らさせて頂きます。