D-63-11

ファン

 

 


年代:フランス製20世紀前期
材質:シルク・メタル
SIZE:W 18.8cm×H 32.5cm×D 0.8cm

SOLD

“Premiere Communion(聖体拝領式)”のお祝いために作られた記念のファンです。ファンといえば「扇ぐもの」と思いがちですが、これは顔を隠すためのもの。フランス語では“le ecran a main”、英語だと“hand screen”、つまり手に持つスクリーンといった意味あいのもので、刺繍を施されたものやシルクにハンドペイントされたものなど古くから装飾的な物が作られました。

“Premiere Communion”とは子どもがある程度の年齢に達すると、正式なキリスト教徒になったとしてお祝いをすることで、キリスト教徒にとっては大切な儀式、いわば信仰上の成人式といえるかもしれません。

表側はアイボリーのシルクモアレ地、忘れな草のフラワーバスケットが繊細なステッチで刺繍されています。周囲を飾るロープ状のブレードもシルク製、ブルー、グリーン、サーモンピンク、クリーム色で、刺繍に使われている色合いとまったく同じで、心憎い色合わせになっています。裏側はアイボリーのシルクサテンが張られています。メタル製のゴールドのハンドルにはシルクモアレのリボンが結わえられています。元々が装飾品なので、お皿を飾るプレートスタンドなどで飾っていただくのがおすすめ、大変良好な状態です。きっと大切なお祝いのために、ひと針ひと針心を込めて作られたものに違いありません。

商品についてのご質問等は、お気軽にメール・電話・FAXにてお問い合わせください。ホームページに掲載以外の画像もご希望に応じて送らさせて頂きます。


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